2012年5月20日日曜日

私のごますり方法

以前は、こんなの使ってました。



小型ミル付きミキサー




ただ、最近は、なるべく、電気を節約して、エコな生活をする流れにハマっているので、今は、すり鉢で擂ってます。






ミルの欠点は、電気がないと使えないことと、出したりしまったりするのと、使用後の洗浄などが、ちょっと面倒な所です。


その点、すり鉢は、すごく楽です。



◆私の胡麻の擦り方◆

 これまでは、大きな陶器のすり鉢しか持ってなかったので、あらたに、ごますり専用に、超小型の石見焼きのすり鉢を買いました。




そこに、適当な量の胡麻を入れます。

















本当は、胡麻を擂るには、すりこぎ棒が必要となるのですが、家にあるのは、どれも、大きすぎて使えませんでした。


仕方ないので、ステンレス製のレギュラーコーヒー用の計量スプーンで代用しています。


これでも、結構、きちんとすれます。


















ただし、ステンレス製なので、このスプーンで、すった胡麻を、掻きだそうとすると、ちょっと陶器の溝を、こすることになります。

もしかしたら、長期間使用すれば、溝の減りが早いかもしれません。

まあ、掻きだし用の専用ブラシでも、用意しておけば済むことですけど。








左から、コーヒーメジャースプーン、ティースプーン(小さじ)、テーブルスプーン(大さじ)


















 横にすると、コーヒーメジャーの特徴がよくわかります。

十分、すりこぎの代わりになります。




◯コーヒー用軽量スプーン




珈琲倶楽部コーヒーメジャー 



◯利用している胡麻

電気のミルを使うのを止めてから、小型すり鉢を買うまでは、ずっとすりごまを買ってました。

一番利用していたのがオニザキです。

現在は、いりごまを利用しています。





オニザキのいりごま





2012年5月19日土曜日

ちょっと心が疲れた時は、動くのが良い

一日で14km歩いた。

最後は、足が痛くなり、もう限界だと思った。


ご褒美として、熱めの温泉に入った。

 肉体の酷使と温泉、これで一気に気持ちも楽になった。


以前は、よく心が疲れると登山に行っていた。

最近、放射能が気になって、気軽に、登山に行けなくなり、悶々とする日が続いていた。



 山に登らなくても、とにかく、平地でもなんでも歩けば良い。


そう思った。


心が疲れたら、とりあえず、体を動かしてみる。

新緑の不動の滝と吾妻渓谷を歩く

新緑の眩しい、不動の滝の写真を撮ってきました。


不動の滝の遊歩道入口から、風情のある石段をあがると、古いお堂があります。

もし、八ッ場ダムができたら、このお堂も沈んじゃうんでしょうか??
















お堂の先は、緑豊かな遊歩道が続きます。

特に、今の時期は新緑が目に優しいです。
















遊歩道の入口には、こんな看板も有ります。


















こんな看板があると、つい足元を見たくなりますが、私の場合、足元より、頭上にいるあなたが気になって仕方ありません。
















あなたが、立ち上がった時、まさか、こんなに有名になるとは思いませんでした。


















民主党が政権をとり、八ッ場ダム中止宣言をした時、話題になった不動大橋(湖面2号橋)です。



不動の滝の遊歩道の上部を通ってます。


 本当は、あなたの上から、八ッ場ダムが出来れば水没してしまう、緑の森の写真を撮りたかったのですが、駐車する場所が見つからず、叶いませんでした。


(前回、ゴールデンウイークの時、多くの観光客が車を停めてた場所は、工事中で、駐車できませんでした。)


仕方ないので、一段下の、八ッ場ダムが出来れば、沈んでしまう予定の、上湯原(かみゆばら)橋から、写真撮ってきました。

















こちらが上湯原橋の上流の風景です。


ここも綺麗です。
















そして、こちらが、上湯原橋の下流の風景。
















下流の左岸は、ちょと不自然な直線ですが、仕方ないです。

すでに、ガチガチの護岸工事がなされてます。

















不動大橋と上湯原橋のツーショット。

見納めにはしたくないです。


中央右上の岩の奥の方向に不動の滝が落ちてます。










ちょっと、脱線してしまいましたが、不動の滝の遊歩道に戻ります。

遊歩道を、さらに先に進むと、こんな景色なります。

この手摺の終点が不動の滝の展望台です。


















不動の滝、展望台に到着です。

































以前から気になってたのは、この滝は、八ッ場ダムの水没予定地に入っているのかどうかということです。


まさか、この滝は、と思いたいですが、、、、。






写真を撮っている間中、滝の展望スペースの、頭の上で、大きな工事の音が響いてました。

(たぶん、不動大橋の袂の駐車スペースの所だと思います)





帰りに、再び、吾妻渓谷を歩いてきました。



















紅葉台は、国道145号線の路肩にちょっと広めの駐車スペースがある所です。



以前は、ここは、結構、車が停まってましたが、今回は、ゼロ。
















鹿飛橋の入口付近のトンネルの袂には、このような『国指定 名勝 吾妻峡』と書かれた立派な看板があります。


そう言えば、すっかり忘れてたけど、ここは、国が指定した名勝なんですよね。


そして、隣には、このような看板もあります。

















前回の記事では、若山牧水さんの文章を引用させて頂きましたが、牧水さんもびっくりでしょうね。

この森の一部がダムになってしまうなんて・・・・・。



→ 新緑が眩しい吾妻渓谷を歩く



そもそも、この美しい緑のダムを沈めてまで、コンクリートのダムを作ろうという発想は、なかなか我々素人には思いつきません。




今回は、145号線沿いの遊歩道だけ歩き、吾妻川右岸の遊歩道は歩きませんでしたが、鹿飛橋までは、行ってきました。
















その昔、渓谷が余りにも狭いので、鹿が飛んで渡ったことからついた鹿飛(しかとび)という地名ですが、現在は、人間がこのような赤い橋をかけてくれたお陰で、鹿さん達も、渓谷を、わざわざジャンプしなくても渡れるようです。


ただし、この辺りで私は、鹿見たこと無いんですけど・・・・。
















鹿飛橋からの眺めも、迫力あります。


まだ、吾妻渓谷は、緑が綺麗なので、興味のある方は、訪れてみてください。




◯八ッ場ダムのことを勉強したい方は、こちらのサイトがおすすめです。


→ http://www.yamba-net.org/


2012年5月11日金曜日

2012年5月10日木曜日

新緑が眩しい吾妻渓谷を歩く 2012年5月

先日、八ッ場ダムが出来ると、沈んでしまう吾妻渓谷と、川原湯温泉街を歩いて来ました。















この橋も、この渓谷美も・・・。
















この滝も・・・・。















 そして、この遊歩道も・・・・・。


みんな、沈んでしまいます。



突然、新緑の渓谷に、コンクートの塊が・・・・。




















ダム本体建設予定地下部にも、また・・・。

綺麗な渓谷に、コンクリートの塊・・・・。



















コンクリートとは対照的に、新緑は目に優しいです。

















八ッ場バイパス、長野原バイパスが出来て、最早、旧道となってしまった国道145号線も、吾妻渓谷の遊歩道も、どちらもガラガラ・・・。

(あの時、話題になった八ッ場ダム湖面2号橋(不動大橋)の展望用の駐車場は大賑わいだったけど・・・・。)



















緑が眩しい・・・。
















大自然に包み込まれるような感覚・・・。
















遊歩道からの景色をしばし、楽しみます。








この吾妻渓谷の命の芽吹きを見た時、心が震えました。




綺麗な新緑の森とは対照的な、コンクリートの塊。








ダム本体建設予定地下部でひときわ目立つコンクリート。












綺麗な森から、流れる綺麗な川。

ダム建設前は、ごく普通の当たり前だった景色。


















鹿飛橋からの眺め。
















ダム本体が、現在の場所に移動になったのは、この景色を守るためと言われてますが・・・・はたして真相は?・・・・。

















吾妻川、右岸の遊歩道。

アップダウンもそれほどなく、気軽に歩けます。






















遊歩道沿いには、このような滝もあります。
















ダム本体建設予定地のすぐ上部の森です。

ここも、ダムの底です。
















せっかく、こんなに長年、この地で生きてきたのだから、守ってやりたいです。



吾妻渓谷からちょっと山の中に入ると、800年以上前に、源頼朝が発見したと言われている、名湯『川原湯温泉』があります。

この名湯も、すっぽりダムの底・・・・。



川原湯温泉へ続く道です。

今の時期は特に美しい!!



何人の人が、この美しい緑のカーテンをくぐって、この山あいの名湯を訪れたことでしょう。

歌人若山牧水もその一人です。



そして、この緑のカーテンもまた・・・・・。

















川原湯温泉の車道から、ちょっと下を眺めると、こんな綺麗な沢が流れていて、木々が生い茂っています。

この森もまた・・・・。




 そして、この露天風呂も・・・・。
















この草も・・・。 

















そして、あなたたち昆虫も・・・・。



 































私達のために、土を作り、水を綺麗にしてくれている大地の微生物までも・・・。


みんなみんな、ダムの底。



「吾妻渓谷や川原湯温泉に写真を撮りに行く」と言うと、必ず言われるのが、『沈む前に記録に残すのか?』 という事です。


何年も前から、ここで、写真撮っているけど、一度足りとも、そのように考えたことはありません。


残すのは、写真ではありません。


この景色です。



何故、写真に撮っているかというと、多くの人に、この景色を見てもらいたいからです。

本当は、現地に行って、実際に見てもらいたいけど、なかなかそうも行かない人も多いと思うので、せめて写真だけでも見てもらいたいと思っています。


そして、例え一人でも、この写真を見て、この景色を、後世に残したいと思って下さる方がいたらいいなあという気持ちで撮ってます。


八ッ場ダム問題は、関東に住んでいる人は、決して、ひとごとではないのです。


猛毒のヒ素まで検出されているこの水が、我々の水道水になるのです。

そして、ダムが出来れば、当然、水道料金はあがります。



地元だけの問題ではないのです。



それより何より、この景色を埋めてしまえば、最早、山の神も黙ってないでしょう。



若山牧水も書いてます。


『私はどうかこの渓間の林がいつまでもこの寂と深みを湛へて、永久に茂っていて呉れることを心から祈るものである。~中略~ 若しこの流れを挟んだ森林が無くなるようなことでもあれば諸君が自慢して居るこの渓谷は水が涸れたより悲惨なものになるに決まってゐるのだ』

若山牧水『静かなる旅をゆきつつ・中編』より



つづき ⇒ 新緑の不動の滝と吾妻渓谷を歩く