最近は、針葉樹の松枯れだけではなく、落葉広葉樹のナラまでが枯れ始めています。
原因は、どちらも虫という事になってますが、実際は、順番が違う気がします。
人間の風邪なども、極端に寒いおもいをしたり、無理したり、ストレスが溜まったりして、免疫力が低下し、体が弱ってきたことによって、病原菌につけこまれ発病します。
最初に病原菌ありきではないと思うのです。
木にもまるっきり同じことが言えます。
虫が入るから木が枯れるのではなくて、そもそも木が弱っているから、虫が入るのです。
健康な木には、その手の虫はつきません。
順番が違うのです。
ナラ枯れも、結局は、日本の森の土壌が弱っているから、木が成長したり、実をつけたりするのに十分な栄養を取り込めず、弱ってしまうのです。
そこに、虫がつけこんで、枯れが起こります。