今日は待ち時間が多かったので、本が読めました。
お陰で、楽しい待ち時間が過ごせました。
読んだ本は『下山の思想 (幻冬舎新書)』です。
すごく簡単にまとめると、『もう日本は成長する時代は終わった、山には登ってしまったのだから、あとは降りようよ』という本です。
本当に、そう思います。
これ以上の経済発展って本当に必要なのでしょうか?
本当に、経済的に豊かになることが、幸せにつながるのでしょうか?
私は、違う気がします。
少なくとも、私は経済的に発展してないけど、十分幸せです。
五木寛之さんは、下山することによって見えるものがあると言います。
そして、下山は、締めの行動ではなくて、新たな山頂に登る前のプロセスだというのです。
私も、登山が趣味なので、よくわかります。
下山しない限り次の山には登れません。
時には、頂上に立てなくても下山を決意することだったあります。
極東のちっぽけな島国である、日本が、一度は、世界第二の経済大国に登り上げただけだって、奇跡的なことだというのです。
もう登りつめているのです。
後はみんなで下山しましょう。
いいですね。
⇒ 下山の思想 (幻冬舎新書)五木寛之著